捨てなければ、打ち切れない

初夏を思わせる陽気になりました。

本日は八段の先生に稽古をいただきました。高段の先生の言葉はシンプルだが深い、今日も多くの教えを受けた。

最も印象深かったのは、打ち切るまでのプロセスである。常に攻めて、これを忘れず。崩せれば良し、しかし、相手も簡単には崩れない。ならば、攻めつつ相手に乗る。そして我慢し続ける。いつか、自分の打ち間にはいる。この機を逃さず打突する。

しかし、この時に覚悟がいる。打たれに行く、つまり自分を捨てる。そして、自分のこれまでの稽古をすべてのせて打ち切るのである。ここで、上手く避けながらとか、小手先でごまかすようなことをしたら一本になる打突などできない。

「捨てる」からこそ「打ち切る」ことができるのだ。攻めて、崩して、乗って、捨てる、このプロセスを教わった。

ああ、これは生きることにつながる教えだ。そう思った。

ShonanManabiya

Since2005 「湘南学び舎」鎌倉を世界で一番読書の盛んな街にする /Yasutoshi. Furuhashi

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