負荷をかける

先週から大阪、仙台と出張が続いた。そして、今日は名古屋の出張で今その帰路にある。出張が続くと毎日の生活に変化が起こる、毎日のリズムも崩れる。日頃会わないたくさんの他人に会う、大勢の人前で長い話をする。そのような作業のために、準備もしなければならないし、ストレッサーも発生する。要するに見方によっては、とても面倒であり、特にデイリーワークが忙しい時期には避けたいのが連続出張である。
 ところが、タイトなときにこのように追い込むと達成感が半端ではない。あえてハードワークにファイティングポーズをとるのである。そのとき不思議と交感神経と副交感神経、つまりアクセルとブレーキのバランスがとれていい感じになる。そして、一気にやり切るエネルギーが身体の奥底から湧いてくる。そして、やり切った後に訪れる幸福感はとても味わい深い。
 意識的に時々こんな負荷をかけることで、何か日常では獲得できないものを手に入れているようだ。ああ、そう言えば養老先生の「あえて厄介な選択をする」というのも、これに類するのだろうか。
 名古屋からの帰り道、光る車窓を眺めながら、こんなつまらないことを考えた。

ShonanManabiya

Since2005 「湘南学び舎」鎌倉を世界で一番読書の盛んな街にする /Yasutoshi. Furuhashi

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