要素主義

要素主義とは、人間の意識を分析対象にしたヴントによる心理学である。ヴントによれば、意識は純粋感覚と単純感情に分解でき、この結合法則を究明することで意識を解き明かそうというものである。また、第三者の意識という情報を収集するために内観法を用いている。


このように目に見えない意識を客観的なデータとして分析しようとしたのは大きな進歩であり、現代心理学の基礎を作ったと言える。長い心理学の歴史の始まりとも言える。


この後、意識を徹底的に排除する流れや再び意識を重視するなど、紆余曲折あって現代に至る。心理学は未だ若い学問で、その道の途上なのである。

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